このページは、2023年度前期の演習授業で制作したサイトを紹介しています。
科目名:ネットワーク演習I
担当教員:杉本達應
東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科
グループ制作
こうしたAIがますます進化していくことは、もはや止められないだろう。 レポートの捏造や学習源となったコンテンツの権利処理など、さまざまな懸念点は、時間をかけながら解決していくとおもわれる。
このサイトでは、そうしたAIへの賛否表明や未来予測からはいったん距離を置いて、現状の「まだ完璧とはいえないAI」を予期しない方法で使ってみることを提案する。 10年後に読み返すと、2023年時点のAIはこの程度の能力しかなかったんだね、と笑って振りかえられるような内容になっていることを目指した。 ちょっと変わった使い方・実験の数々をご覧ください。
個人制作
電脳神社
小林優芽
const cyberShrine = new CyberShrine(); cyberShrine.enter(); // 電脳神社への参拝を歓迎します。 class CyberAmulet { constructor(blessing) { this.blessing = blessing; } // 御札より、デジタルなる啓示と祝福を if (cyberShrine.getGod) { user.add("goriyaku"); } // 貴方に神聖なる電脳の加護が在らんことを
Re『陰翳礼讃』
土屋志野
Web上の読書体験をつうじて、制作者(私)と鑑賞者(あなた)が谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を通じてつながることをコンセプトにした。鑑賞者は、実際の読書をするときに気に入ったセンテンスに線を引いたりページの端を折ったりするように好きな部分に線を引きつつ、制作者の思考の断片を知ることができるWebコンテンツである。
archeType
坂村空介
文章をWebサイトに残すことは文章を「記憶」させること。そこに残す文章はいつまでそこにあるか分からない。 Webサイトの儚さ・不確かさを、入力した文章が崩れていく様で表現した。 普段は平面として捉えている文字を質量のある物体として見ることで、文章ではなく文字そのものに対する捉え方も変わるかもしれない。 乱数を含んだ物理演算を用いることで様々な文字の崩れ方・重なり方を鑑賞でき、人間の意思から解放された自由な「タイポグラフィ」としても楽しめる。
四字で紡ぐ
山本晴菜
このサイトでは四字熟語に沿ったポエムとアニメーションが融合した作品を楽しむことができる。左右にある矢印をクリックすることで、本のようにストーリーを読み進めることができるようになっている。また、ポエムの中にも四字熟語が使用されておりホバーすると、赤色で浮かび上がる仕組みになっている。それぞれの作品には熟語に対する独自の解釈を込めており、鑑賞者自身も自分なりの感じ方で楽しめる。
言葉としての月
魚田真之介
コンセプトは「文字を形に還元する」です。この作品では、漢字発明のプロセスを逆転させ、文字そのものを物体として3次元空間に配置することを試みました。 モチーフには身近にありながら、裏面をみることのない月を選びました。 この作品には2つのページがあります。1つは月の土地の名称を球体上に配置したもの、もう1つは「五月二日(八十八夜)」という文字列がカメラを操作し、裏面にまわることで「月を見ていた」という文字列に変化するというものです。
マリトッツォ大好きブログ
長久保有香
マリトッツォを愛する女子高生のブログのはずが、ブームの終焉と共にマリトッツォの入手が難しくなり、その怨みがサイトに不気味な変化をもたらします。 このサイトはブログ型のホラーサイトであり、物語が進むにつれてサイト自体も変容していきます。タイポグラフィを巧みに使ったホラー表現に挑戦し、文字の配置やアニメーションにも工夫を凝らしています。 ぜひサイトを実際に訪れ、文字が織りなすホラー体験をお楽しみください!
あなたに見せたいもの
田中美羽
コンセプトは「大切な人に贈りたいもの」です。大切な誰かに見せたいと思って撮った写真から生まれる言葉を紡いで、詩的に表現しました。今回は花の写真を使い、詩は花の名前からあいうえお作文のように作りました。届けたい写真と伝えたい言葉を手紙ではなくサイトならではの表現方法で伝える作品になっています。レイヤーを使って頭文字と本文を分けて表示することで花の名前が強調されるような仕組みになっています。
文字あそび
小此木隼翔
このサイトは、「webブラウザで体験できるタイポグラフィアート」をテーマに制作しました。サイトを訪れたユーザーが、複数の文字を自由に配置し、文字のスタイリングをおこなうことができる文字遊びサイトとなっています。文字を動かしスタイリングするという単純なことだけでも様々な表現や遊び方があると思います。ユーザーごとにそれぞれ異なるタイポグラフィアートを体験できるインタラクティブ的なwebサイトをコンセプトにしました。
日々是好日
今泉えみり
日々是好日とは、毎日が平和で良い日であるという意の言葉である。 日本語には同じものに対して、その季節や時間、天気によって非常に多くの呼び名がある。 今回は、空と時の流れに焦点をあて、その時々に人が何を感じ何を思ってその呼び名をつけたのかを考えて、詩を編んだ。 時の流れを感じられる構成と言葉を引き立てるデザインとアニメーションと共に、言葉からその情景を想像し一日一日を大切に生きるきっかけになればと思う。
白の廊下
小泉陽大
「目覚めればそこは真っ白な廊下が続く空間。廻れど廻れど出口はない。あるのは真っ白な壁、床、そして時折遠くに現れるものの、瞬く間に消える人は誰なのか、、」 ウェブサイトに新たな操作性を、という思いから作ったこのサイトは、スマートフォン向けに作られたもので、スマホ自体を左右に動かすことで読み進めることができます。 読者も回る、物語も周る、真っ白で奇妙な世界をお楽しみください。
心は“笑い”に表れる
山本茉希帆
コンセプトは、「心は"笑い"に表れる」です。感情によって全く異なるそれぞれの笑い声の抑揚や大きさ等の違いの面白さに注目しました。笑い単体でではなく、その笑いに至るまでのシチュエーションを加えることでわかりやすくしました。笑いのアニメーションはマウスをホバーすることによって表れるため、どんな動きがくる直前までわからず、楽しめるようになっています。笑い声を意識して聞いてみるきっかけになればなと思います。
YourWord
kawasemium
現れては消えていく死語たちを、捕まえて、こねくり回して、好きなように配置します。 自分がよく使う言葉を揃えても良し、語感で選んでも良し、文章作成や文字遊びのために選出しても良し。好きな色、好きなサイズに調整しながら、自分だけの死語ワールドを作りましょう。 推定年齢が算出されるおまけつき。あなたの感性は何歳でしょうか。
なつやすみの日記
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「ぼく」の数日間の不思議な思い出を綴った日記を完成させるサイトです。 分岐が複数あり、選んだ文章によってその日起こる事が変わっていきます。 基本的に文字のみの構成で、明朝体を使って国語の教科書のような雰囲気を出しました。 敢えてシンプルなデザインにすることで、文章の内容に注目できるようにしています。 「ぼく」の過ごした不思議ななつやすみを追体験してください。
四季
岡西美空
このサイトは、四季の移り変わりを楽しむタイポグラフィをコンセプトとしています。日本には他国には少ない「四つの季節」と「かな文字」の文化があります。四つの季節によって365日の景色が刻々と変化し、複雑な文字文化によって文章だけで心情や雰囲気を装飾して伝えることができるようになりました。そんな四季の移ろいを巧みに謳った古き日本の歌人たちの作品を、現代らしくタイポグラフィに落とし込みました。浮かび上がる文字のアニメーションにもご注目ください。
うちゅうじんのことばあそび
H.I
ゲームのように操作しながら関わることばあそびをコンセプトにサイトを作成しました。左右のやじるしのボタンでキャラクターを動かし、流れてくる言葉に触れながら言葉の変化をお楽しみください。変化する言葉は、辞書的に同じ意味の言葉などではなく、もともとかかれていた言葉を表す別の言葉や連想される言葉、表裏一体のような位置にある言葉にしました。何に変化するのか、自分ならどう変化させたいかを考えながら楽しんでいただきたいと思っています。また、制作者である私の解釈で変化させた後の言葉を見て何かを感じていただけたら幸いです。
EON.Encoder
溝口真也
「文字変換で遊ぶ。友人と共有して遊べるサイト」をコンセプトにサイトを制作しました。このサイトでは、テキストボックスに入力した文字を母音によって規則的に変換することで、暗号化文章を作成することができ、簡単に友人に読めない文章を送ることができます。変換を母音すべてで行うのではなく一部のみに限定することで、図らずも入力する本人には意味を感じることができ、読む人によって価値が変化する文章を作成できます。
車窓から感じる24節気
そら
日本の二十四節気を、電車の車窓から感じることができます。駅名が表示される部分に、二十四節気が表示されます。四月からスタートし、桜が散る様子から雨が多い梅雨の時期に変わり、緑が多くなり入道雲が見えて、、、というように、窓から季節の移ろいを楽しみながら、その季節を表す言葉を知ることができます。操作は、縦スクロールをすると横方向に風景が流れていくようになっています。
あわもじ
あべ
音声は一瞬のものです。音声を文字に起こしたものを泡のように見立てることで音声の瞬間的な特性を表現しました。このサイトで音声を入力すると文字起こしができて、ボタンを押すとその文字が下から上にぷかぷかと泡のように浮かんでいきます。文字の大きさや場所は一文字ずつランダムに表示されるので画面があわもじでどんどん埋まっていく様子を楽しむことができます。